アスパラガスの歴史
アスパラガスの原産地は、南ヨーロッパからロシア南部にかけての半砂漠的草原地帯と言われています。古代ギリシャやローマを中心に栽培が行われ、その後ヨーロッパ全域に拡大しました。
ホワイトアスパラガスの起源に関しては諸説ありますが、『16世紀にイタリアのある村で、天災によって飢饉に苦しんでいた農民が、土中の芋を探す為に地面を掘っていたとき、偶然見つかったのがホワイトアスパラガスだった。』という物語がよく知られている様です。
日本におけるホワイトアスパラガスの歴史
江戸時代に伝来!
アスパラガスが日本にやってきたのは江戸時代で、主には観賞用の植物として輸入されていた様です。食用としては1871年以降、北海道開拓使によって導入されたのが始まりと言われています。当時は、輸出の缶詰用に栽培が行われ、ホワイトアスパラガスの産地が形成されました。
食用としてグリーンアスパラガスが普及
アジア諸国でも同様に、輸出の缶詰用にホワイトアスパラガス栽培が盛んに行われる様になると、日本での生産量は激減していきました。
その後、1970年頃からはホワイトアスパラガスよりも栽培の手間が少ないグリーンアスパラガスが生食用で広く普及し、本国内ではアスパラガス=グリーンアスパラガスのイメージが定着していきました。